劇的な復活を果たした#24 HIS ADVAN KONDO GT-Rが逆転優勝!
3/21 SUPER GT第1戦 SUZUKA GT 300kmの決勝レースが行われ、GT500クラスは#24 HIS ADVAN KONDO GT-Rに乗るジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信が優勝した。
前日の予選セッション2で、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが2コーナー出口でリアが無くなるほどの大クラッシュを喫し、予選を10位で終わる形となったが、メカニックによる懸命の修復により、翌朝には復活しスタートを迎えることができた。
クラッシュの後、ダンロップコーナーにマシンを停めるJP
ポールポジションは#18 ウイダーHSV-010の小暮卓史。HONDAの新型車HSV-010 GTのデビューウィンを狙う。
しかし#18はスタート直後の130Rでコースアウトし後退。その隙に#24は大きく5番手までジャンプアップしてくる。
#18の小暮は遅れを取り戻そうと必死の追い上げで順位を上げるが、11周目のストレートで#32 EPSON HSV-010の道上、#8 ARTA HSV-010 ファーマンとのスリーワイドから接触#18 と#8がガードレールに激突し1コーナー姿を消すこととなった。
この直前私はイギリスの取材陣と一緒にS字一つ目のイン側で撮影していたが、ちょうど1コーナーへ向けて移動しはじめたときにクラッシュが起きた。
すぐに火の手が上がりファーマンが駆け寄るのが見えた。まだ車内にいるらしい小暮が心配だ。イギリス人ジャーナリストも「Big one!」と興奮している。 しばらくして小暮も救助され、その後無事が確認される。
5周にわたるセーフティーカーランから再スタート直後、今度はシケインで3位の#1 PETRONAS TOM’S SC430 ロッテラーが2位の#38 ZENT CEROMO SC430 ライアンをオーバーテイクしようとしてオーバーランし、その間に#24が3位、#6 ENEOS SC430 ビルドハイムが4位に浮上。
各車がピットインをはじめ#24は34周まで我慢し、しかもタイヤ無交換という作戦に出る。 全車がピットインを終了するとトップから#24の安田、#6伊藤、そして#24と同じタイヤ無交換作戦の#100 RAYBRIG HSV-010 山本と続き、そのままの順位でフィニッシュした。
#24 HIS ADVAN KONDO GT-Rは、昨年の第1戦岡山に続き2年連続の開幕優勝を果たす。
2位は#6 ENEOS SC430 伊藤/ビルドハイム組、3位には#100 RAYBRIG HSV-010 伊沢/山本組が入り、Nissan Lexus Hondaがそれぞれ表彰台へ登る結果となった。
#100 山本はデビュー戦で3位表彰台という快挙。伊沢とともに最高の笑顔を見せた。
この日の写真と記事はイタリアの Racingworld.it と、アメリカの ColdTrackDays.com にも掲載されています。
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