HONDA ウイダーHSV-010 が奇跡の復活初優勝!
鈴鹿で起こったARTA HSV-010とのまさかの同士討ちから僅か2週間。 懸命の復旧作業から勝ち取ったポールトゥウィンは、HONDA勢の自信へと繋がる1勝である。
グリッド上、スタート担当のロイック・デュバルはコクピットに収まったとたん鋭い目つきに変わる。 見つめるのはこれから飛び込む1コーナー。集中が高まってゆく。
GT500スタート。例年起こる1コーナーでの接触もなく、この週末の天候のようにクリーンだ。
あっという間に2番手の#38 ZENT CERUMO SC430の立川を1秒以上引き離し、快調に周回を重ねるロイック。
アトウッドは上りのきつい大きな180度コーナー。 HSV-010はこの出口のトラクションが良さそうだが、そこから先のバックストレートの伸びに苦しんでいる。 ドラッグを減らしトップスピードを向上させることが、次戦スピードウエイ富士の課題になるであろう。
ヘアピンの飛び込みは特に他車と違うようには見えなかったが、昨年までのNSXと比べると明らかに挙動が安定している。
レース後半を担当した小暮も、安定したラップを刻み難なく優勝を勝ち取った。
2位は#38 ZENT CERUMO SC430、3位には#1 PETRONAS TOM’S SC430が入った。
この日の写真と記事はイタリアの Racingworld.it 、アメリカの ColdTrackDays.com 、そして今回からマレーシアのRaceRevo.comにも掲載されています。
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